


「わたしは、少年のころから、オリノコ川の南側にある、膨大な、ほとんど未開発のわが領土に、特別な興味をもっていた、そこには、まだ地図にものらない無数の川や、人跡未踏の原始林が果てしなく延び広がり、そこに住む蛮入たちは、まだヨーロッパ人との接触によって汚されることなしに、太古の習慣や性格をもちつつけていた」世界的な名作家ウィリアム・H・ハドソンの『緑の館』の冒頭の部分です。
主人公アベルは美しい森の精リマと恋に落ち、やがて悲劇的な結末を迎える。
オードリー・ヘップバーン主演で映画化されたのを覚えている入もいるでしょう。
いまから80年以上も前に書かれたこの小説は、ベネズエラの秘境、ギアナ台地を舞台に物語がくりひろげられる。
